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二次小説とかオリ小説とか。

銀魂の二次小説とかオリ小説とか書いていくつもりですー よろしくー
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にているふたりは。 11話

伊月は、指定された場所に待ち合わせの三十分前には着いていた。
家にいてもどうにも落ち着かなくなって、仕方がないので出てきてしまったと言う具合だ。だが着いてからもそわそわと心の内は穏やかでないようである。

四十分後。
黄瀬がやってきた。

「すんませんッス~!撮影が長引いちゃって」

「あ、うん。俺も今来たとこだし。」

黄瀬がじゃあ入りますか、と言って店内へはいる。

「ここ、以外に穴場なんスよ。パフェが美味しくって」
「ふーん、じゃ、頼んでみるわ。」
「んじゃ俺はアイスティーで」
「ぁ、意外。ミネラルウォーターじゃないんだ。」
「まっさか~」

なんて、いつも通りの会話があり、伊月は内心ホッとしていた。
しかしそれもつかの間のことだった。

品物が出てきた頃だ、空気が変わったのは。
黄瀬はこれまでと全く違う緊張した面持ちになった。
それまでのゆるんだ表情もそこらの女子から見れば天使なのだろうが、この顔はさすがモデルと言えるような整った顔立ちだった。

すう、と少しだけ息を吸い込み、黄瀬は言った。

「伊月さん、…好きですよね。」
確信した語尾だった。

「何が。」

「バスケと、それと、…日向さん。」

「お前、何言ってるんだ?俺はもうバスケできないしあいつも…」

「嘘。嘘でしょう?
俺、あの日からずっと考えてたんスよ。日向さんと会った日から。
伊月さんがどうしてあんなにあの人を拒絶しているのか。あなたは人を好き嫌いであんなに他人を拒むとは思えない。それも元相棒だったような人に対しては。
俺はあなたのあんなに冷たい声を聞いたことはなかった。ましてや目を見ずに話すところなんて想像も付かなかった。いつも無表情なようでよく笑って、冷静に温かく気遣いをしてくれる人だから。
だからこれは嫌いなんじゃない、好きなんだと思ったんスよ。
そして同時に、伊月さんが苦しんでることにも気づいた。」

「…で、何。それだけ?俺が日向を好きだったとして、何かあるわけ」

「まあ、直接は無いんスけど」

「じゃあ関係ないだろ、ほっとけ」

「でもこれがほっとけないんスよ。」

もう一度笑顔で息を吸うと黄瀬は言った。


「俺、伊月さんのこと好きみたいなんスわ。

 だから、あなたが苦しんでるのは見てられないだけなんスけど、まあそれだけッス。」

それだけ言うと、伝票を持って席を立っていった。
数分後に、伊月も。

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