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二次小説とかオリ小説とか。

銀魂の二次小説とかオリ小説とか書いていくつもりですー よろしくー
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惨事のハニー 6

「来週の日曜、銀時と話するから都合付けておけ。」

何それ。先輩と話し?何の。日曜?都合?…空いてた。」

「先輩と話しィィィ?!」

これは、何か。悪い夢、いやいい夢か。

わかんねえ。けど、うれしい。かも、すごく。

……いや、待て。これ、罠じゃねーか?

期待してよかったことなんてあったか?

ない。わかっちゃいる。わかってるけど。



ものすごく、うれしい~~~

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惨事のハニー 5

土方side

沖田総悟、か…。

あいつ何で、こっちみてたんだろう。

しかもあんな顔でって、なぁ。


義兄弟だったけど、一度もあったことはなかった。

電話で話したのが、二三度。

それでも、「ああ俺と似てる」って思った。

同じ片親で、
同じ年頃で、
好きな奴も同じだったのか…?

でも、

だから、何だ。知ったこっちゃねーんだよ。

あいつが、銀時にどう思われようと。




「銀時、あのさ。あの時に、見てたやつがいたらしい。」

「ああ…、沖田くんでしょ?」

何だ、超ビビってんじゃん。

「何故に今、その名前ですか……」

は?しってんのか、あいつのこと。


よく聞いて(いわせて)みると、銀時は前、沖田が好きだったらしい

ってか、今も好きなんじゃねえのか?

「だぁかぁらぁ、かわいいなーあの仔。程度d」

「それが!!惚れたってんじゃねえのかよ。」

「……ちがう。」

何だ、その沈黙は。何だ、その赤い頬は。何だ、そのそらした目は。

「なら、あいつと会え。普通にしてたら認めてやるよ。」

「は?な、何それ意味わk」

「来週の日曜。都合付けとけ」

なんですか、これは。なにやってんですか。

逆効果だろ、逆効果だろこれ。

…とかいいつつあいつに連絡する俺って、マジ、何なんですか?



惨事のハニー 4

おじゃま虫=じm…山崎退

俺は監察…じゃなくて一年の山崎退だ。
普段から、地味なので「ジミー」なんてセンスのない名前で呼ばれている。
っていうか、周りのキャラが濃すぎるだけだ。と僕は思います。ん?作文?
そんな俺が、生きてて地味でよかったなんて事は一生ないだろうと考えていたのにそんな事があった。

それは先週のこと――。

「頼むよ。銀時」

すきだよ、なんて。
そんなことが本当にあるなんて信じられなかった。
おかしいな、ここ、共学なのにな。
だいたいあーゆーのって男にまみれて女に飢えている故の行動なんだから。
好きだよと言った三年の坂田先輩も、そのせいで真っ赤な顔をした同じく三年土方先輩もモテないようには見えない。
わからない。理解できない。
でも、

もう一人そんな変わり者がいたようだ。
二人を陰から見ているのは、同じ一年の沖田君。
今にも泣きそうな顔をしてて。
教室では表情を一ミリも変えない沖田君がそんな顔をしていたら、好きなんだと思ってしまうだろう。誰でも。
陰からと言いつつ、通りかかったところで立ち止まった形のようなので見ようによっては向こうからも丸見えだ。
やはり坂田先輩は気づいたらしい。
沖田君の方を向き、ニコっと笑ってから土方先輩の方へ話しかけた。

だが、その間俺に気づいたそぶりはない。
沖田君より見えやすいところにいたんだけどね。
よかったー…。
こんな人たちに関わったら俺も人並みでいられる自信がない。
そんな訳で人生初、俺は地味でよかったと思いました。以上!

にしても沖田君、どっちが好きなんだろう…?

惨事のハニー 3

希望=一握りも持つことを許されないもの



あのひとがいたから、学校に色がついた。

あのひとがいたから、明日が楽しみだった。

でも、神様はそんな希望も許してくれないらしい。

 ((先輩が、すき。))

口の中で、心の中でなら何度だっていえた。いった。

口にしたことだってあった。

俺は、こんなに先輩のそばにいる気がするのに、気づかないのは、


―そうか、先輩と話したことがないからか。


 神様、どこか、
       あの人に声が届くところへつれてってください。

叶わない。知ってる。
いいから、黙って聞けよ。

あの人が、一時だけでもそばにいてくれたら。
色褪せ始めた毎日も、輝き出したりすんじゃないか、って。


思うだけ、それだけのことも、

                 許されない事なんですかぃ?

惨事のハニー Episode01:土方side

「んだよ、今時体育館裏なんてねぇだろ。」

銀髪の、同級生が体育館裏に来た。
なぜかと言えば、当たり前のことだ。俺が呼び出したのだから。

「とか言いつつ、来るんだろ?」

銀髪は、お前に言われたくない、と微笑った。

「ところでよぉ、何なわけ?俺も暇しててすげぇ忙しいんだけど。」

いつもなら、暇なんじゃねぇかなんて軽口もたたけるのに何も言葉が出ない。
俺も案外、場の空気に呑まれるタイプらしい。どんな顔をしていたのだろうか。
そんな俺を見て、気味が悪いとでも思ったのだろうか、顔を曇らせる。

「…あのー、多串君?何、具合でも悪い…」
「俺のこと、なんだと思ってる?」
「はぁ…?多串君は、多串君でしょうよ。」
「そうじゃなくて、さぁ……、嫌い、とか、好き、とか。」
「何だ、そういう話?どうせ嫌いなんでしょ、多串君は俺なんて。」

「俺じゃなくて、お前はどうか、聞いてんだよ。」
「じゃあお前はどうなんだよ。聞いた方からおしえろって。」
「俺はお前が好きなんだよ、悪いか。」
その言葉に一瞬眉を寄せてから、遠くを見て
「まあ、嫌いじゃないけど。」
と零した。

「そんじゃ、足りない。」
「ばーか、やだよー。」
「頼むよ、銀時。」

すきだよ、と。

そこから、幸せと不幸せが始まった。
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しね!リア充共めが。
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